和風脱出ゲーム「TAKUMI」をプレイしてみた！日本人なら一度はプレイすべし！
～脱出ゲーム TAKUMI～
珍しく和を意識した正統派脱出ゲーム。
目次
1.どんなゲーム？
2.見どころ
3.ゲームの流れと遊び方
4.序盤の効率的な進め方
5.レビューコメント
1. どんなゲーム？
「脱出ゲームTAKUMI」は和風純度100%の木造の建物内に仕掛けられた謎を解き外に脱出するゲーム。箪笥に隠された暗号や原始的な方法で灯す蝋燭など、いかにも古き良きジャパン！の要素が堪能できる作品になっている。
FPS視点で、はっきりとした主人公名やセリフがあるわけではなく、淡々と謎を解いていく仕様だ。アイテムの組み合わせや暗号錠の解読には発想の転換が求められるので、和を感じながらサクサク取り組むことになる。BGMも落ち着きのある日本らしい仕上がりになっており、テンポもゆったりしているのでリラックスして取り組める。
難易度が極端に高いわけでも、追加要素があるわけでもないが、ただひたすら日本らしい雰囲気の中で楽しく遊べる脱出ゲームは他に類を見ない。
2. 見どころ
日本らしい建造物や道具がたくさん登場するよ
本作の魅力は我が祖国らしい木造建物や道具を通じて仕掛けを解いていく点だ。隠し部屋でもありそうな木造の建物から脱出することが本作の目的だが、ことごとく日本の古風な物しか出てこないので、和の雰囲気をぶち壊すことなくゲームを楽しめることはありがたい！
再現度の高い造形に惚れ惚れ
1つ1つのビジュアルにかなり凝っていて、本物と見間違うほどクオリティが高い。そのせいもあって約2時間ほどのボリュームだが、日本で育った人ならピンとくる仕掛けも多く、実に親近感を持って遊べる作品となっているぞ。
広過ぎず狭過ぎない和室からゲームが始まる。全面畳が敷かれ、どこか懐かしい空気が漂う舞台だ。外に出ると、少し広めの敷地に建つ木造一軒家であることに気付く。
屋敷外にある扉の南京錠を解錠できれば脱出成功となる。
家の中や庭を移動し仕掛けを解いて道を切り開いていこう。有明行灯や箪笥など一見普通に見えるものでも、拡大してタップしてみると仕掛けやアイテムが隠れていたりするよ。また、よく見ると部品が欠けているものもあるので、それを探して元の形に戻してみよう。
発想の転換が求められる仕掛けもある。敷地内の物に対する見方をかえて、時に俯瞰してみることがきっと解決のヒントになるよ。
いくつかのアイテムが揃わないと解決できない仕掛けもある。箱の側面のバツ印の意味とは？蝋燭といえば火だが、どのようにすれば火を起こせるのか？アイテムを上手く組み合わせて試行錯誤してみよう。
本作終盤ではおそらく最も難易度が高いと考えられる仕掛けが待ち受けている。焦らず周辺にあるヒントから解を推測してみよう。それをどこかで見たことがあるような気がしてくるだろう。
本作では画面の怪しい場所をタップしまくる必要がある。タップで見つけにくいアイテムはほとんどない。アイテム探索よりむしろ謎解きの占める割合の方が大きい。どうしても答えがわからない場合は、画面上でその存在を大きく放っているヒントを使おう。
ヒントは広告動画を見れば開示されるよ。ヒントを見てもわからない場合は、さらに広告動画を見れば答えを教えてくれる。そのため、本作は誰でもクリアできるやさしい仕様になっているので安心してプレイできるよ！
ビジュアル、BGM、仕掛けのすべてに対して、和にとことん重点を置いた脱出ゲームだったので、夢中でプレイできた。本作のボリュームは一般的な脱出ゲームと同等か少し小さい。しかし、それ以上に拘りぬいた精巧なビジュアルと、和の雰囲気を醸し出すBGMの出来の良さが秀逸！次回作には、お城を舞台にした脱出ゲームの製作を強く希望したい！
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